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zoom RSS A級順位戦観戦会 at CAFEカリーマート(博多)

<<   作成日時 : 2016/03/02 03:52   >>

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2月27日(土)のA級順位戦の最終戦の解説会が、博多のCAFEカリーマートで行われた。
俗に将棋界で一番長い日と言われてる日だ。

19時くらいから、A級順位戦の5局をプロの棋士が解説するイベント。
こんなイベントに参加は今回初。
いつもテレビで12時すぎまで生放送を見てたが、今回は解説付きで観戦できる。
素晴らしい。
こういったイベントが今後もあればいいのだが!

解説されるプロは中田功七段と豊川孝弘七段。 
こんな間近で、プロの解説を聞くのも初めてかもしれない。

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局面の解説はもちろんだが、対局してる棋士についての話も聞けて、大変有意義でした。
今回は居飛車の将棋が多かったのが残念だったが、それでも最新の傾向がみてとれて、よかったと思う。
特に横歩取りの将棋は、昔とはぜんぜん変わっていて、私にはかなり新鮮だった。
中盤で後手から△24飛とぶつける変化が、主流のようだ。

渡辺竜王VS佐藤康九段 と 注目の行方八段VS佐藤天八段の将棋がそうだった。
行方八段VS佐藤天八段戦からは、次の一手のクイズもあった。
それが下図 ↓
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先手が▲77桂と跳ねたところ。 ここで後手の佐藤八段の指し手が問題だ。
少し後手がいいように思えるが、いろいろと手がある。
候補には△77同桂成、△45桂、△45銀。
正解は△45銀だった。  会場には40名弱いて、正解者は9名。
私も正解で、色紙を頂いた(^^;

この将棋は、後手が優勢に進むのだが、先手も勝負手でかなり盛り返す。
後手は寄せがありそうだったが、なかなか決めきれない。
そして下図 ↓

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ここで、後手は銀も取れるし、桂の王手もある。
さて、どう寄せるのかと思っていたら、 後手△84歩。
4手前の△57桂成のただ捨ては、この歩を入手するためだったのか?
ここで、強引に寄せに行かず、じっと84歩が負けない指し方なのだろう。 さすがだ。
しかし先手も△84歩以下▲42と △24角 ▲35桂 △42角 ▲29金 と飛車を捕獲。
先手玉の寄せが見えない。 互角になったと気がする。
でもそのあと、後手は手厚く指し進め、再び優勢を気づき、勝利。
佐藤天彦八段の勝利で、名人挑戦者に決まった。 見ごたえのある将棋だった。

次、深浦九段VS広瀬八段戦
広瀬八段は、ここまで2勝6敗で、崖っぷち。 負ければ降級。
深浦九段は、3勝5敗だが、順位の関係で降級することはないのだが、解説のプロの先生が言うには、
だからといって手を抜くような棋士ではないと断言。
それは序盤の作戦からも察しがついた。 広瀬八段は本来は振り飛車党。
古い定跡形に持ち込んで、相手の経験のないような将棋に誘導してる。
このあたりの駆け引きも面白い。 またこういった駆け引きは、プロ棋士の解説がなければわからない。
そして、ハイライトは57手目 ↓

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先手、銀損する間に、5筋から手を付けて、さらに▲71銀と捨てる。
すごい迫力。
そして驚いたのは、この数手後。
以下△71同銀 ▲53歩成 △同金 に▲54歩

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2枚の銀損で、やっと金がただで取れるところに取らずに▲54歩。
こんな手筋があるとは! 知らなかった。
相手は降級がかかってる一番といった邪心はまるっきり感じられない。
ただただ、自分が勝つために最善を尽くしている迫力がある。
ただ、善悪は私にはわからない(^^;
しかし、将棋はわからないもの。 これだけ先手が攻めても、結果は後手の広瀬八段が勝ち、降級を免れたようだ。

あと、屋敷九段VS郷田王将も面白かった。
注目は先手屋敷九段の戦法。
これが噂の忍者銀なのか。
将棋世界の付録にあったが、居飛車の将棋だったの、そんな興味はなく、読んでいない(^^;

守りの銀もカニカニ銀のように中央に出て行く。
ここで中田七段の解説がわかりやすかった。
守りの銀がでていって、相手の攻めの銀と交換というのは、理にかなっていない。
なるほど確かにそうだ。
でも、こういった戦法なんだ。 ただ後手も急戦を仕掛けられ矢倉に入城できていない。
銀交換は理にかなっていなくとも、玉の入城が遅れていればいい勝負と思ってるのかもしれない。

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39手目▲72歩と指したところ。
角銀交換もなんのその。 ひたすら先手攻めて、これは先手がよく見える。
しかしここで、後手の一手がさすがだった。

図から△14歩
すぐ角を取ったりはしないのだ。 角出をみて14歩がなんとも味がいい。
終盤、打ち歩詰で逃れる変化もあり、熱戦の末、後手の郷田王将が勝利。
これもいい将棋だった。

あと、唯一振り飛車になった久保九段VS森内九段、は序盤久保九段がうまく指してるように見えたが
森内九段が受けの力を発揮して勝利。

佐藤康九段VS渡辺竜王は、横歩取りで、飛車交換から端に手を付け、先手が好調に攻めてるように見えるが、
なんとなく攻めが重い。
アマチュアなら攻めてる先手が勝ちそうな将棋だが、後手の渡辺竜王が最後は見事に寄せきって勝利

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上図から△33飛が決め手。
以下▲65桂 △43飛 ▲同龍 △66桂で後手の勝ちとなった。
即詰みである。
どれもいい将棋で、またプロの解説で一段と手の迫力を感じられた。

終了は25時すぎだったが、有意義なイベントだった。
来年もあれば、また参加したいものだ。

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